

音楽って必要?
久々の「こぼればなし」になってしまいました。 ここのところ猫も杓子も「新型コロナウイルス」についての話題が尽きません。 地域にはよりますが緊急事態宣言が発令され、様々な業種の方々が自粛をしています。 その中で世論から真っ先に自粛を求められたのが「コンサート」。考えれば、 「密集」「密接」「密閉」の三つを満たす非常にわかりやすい例だったために、 槍玉に上げられたのでしょう。プラスして、禁止しても市井の人々の生活にはさほど影響しない、 一種の「娯楽」「趣味活動」として見られたからこそ、世間の風当たりも余計に強くなったのでしょう。 さてここで考えると、こういった事態に「音楽家」、あるいは「芸術家」はほとんどの場合無力です。 原因療法的な活動はほぼ不可能と言えるでしょう。それは当たり前です。 音楽を聴いたからと言ってお腹が膨れることはありませんし、 病気が治ることも(これについては後述します)基本的にはありません。 音楽は社会において「対症療法」的な立ち位置にいると考えます。 それはすなわち原因を取り除いたりすることはできないが、生活の質を上げた